20世紀が終わりを迎えようとしていた1994年末。それまでGENET/ROCK OF ROMANCEとして活動を続けてきたGENETは、遂に「AUTO-MOD」という名前をその活動の名に掲げることになる。実質的にはGENET/ROCK OF ROMANCE末期のメンバーがそのまま在籍し、音楽的コンセプトに大きな違いが見られなかったことで、当時観ていた側からすれば何が変わったのか正直戸惑いを感じたことも事実である。
しかし、当時のGENETのインタビューによれば、AUTO-MOD的方法論を再び行うにあたっての「ワークショップ的意味合いでROCK OF ROMANCEの3年間が必要だった」とのことである。自らの事務所であるリスキー・ラヴァーズを立ち上げ、当初は、GENET/ROCK OF ROMANCE時代の曲と新曲を交えたライブを行っていた。しかし、AUTO-MODのトリビュートアルバム『FLOWER IN THE DARK』を挟んで発表された、1stアルバム『快楽の法則 sexe-mon'amour』は、何と1曲を除き、全てスタジオに入ってから1週間で作成されたという新曲という構成であり、AV女優でバンド活動も行っていた冴島奈緒もコーラスで参加している。
なお、GENET/ROCK OF ROMANCE時代に御馴染であったモヒカンアフロヘアーからショートカットへと、GENENTの髪型が大きく変化したのもこの時期である。
VOCAL : GENET
GUITAR : KEN
BASS : MASA
DRUMS : 秀太郎 / 浜一輝
SAX : 河野利昭